電子タバコ=ベイプ(VAPE)で禁煙を目指すなら、吸い応えがしっかりあり、液漏れや故障ができるだけ少ないものを選ぶ必要があります。そのためには、リキッドを水蒸気化させる部位であるアトマイザーが最も重要です。ここでは、アトマイザーの構造や選び方と、おすすめアトマイザー3選をご紹介します。
そもそもベイプ(VAPE)とは?という方はこちらの記事からどうぞ。
目次
VAPEアトマイザーとは
VAPEのアトマイザーは、リキッドを気化させ水蒸気を吸い込むために必要なパーツが集まって構成されており、VAPEの中で最も重要な部位です。(吸い口であるドリップチップもアトマザーの一部で扱われている製品も多いため、ここでは一体のものとして扱います)
尚、VAPEの中でも、ボックスタイプまたはペンタイプに使われるアトマイザーを扱います。その他のVAPEの種類についてはこちらの記事をどうぞ。
アトマイザーの種類
VAPEアトマイザーには大きく分けて、次の2種類に分類されます。
- クリアロマイザー(クリアロ)タイプ
- ビルドタイプ
クリアロマイザー(クリアロ)タイプ
一般的なアトマイザーで、初心者には間違いなくおすすめのタイプです。
- タンクがガラスなどの透明(クリア)で中味が確認できる
- コイルを装着すればすぐに吸引できる
など、わかりやすが特徴です。
リビルドタイプ(RBA)
自分でコイルを巻き、コイルとコットンを装着するタイプで、タンクの有無などでいくつかの種類があります。(RTA/RDA/RDTA)
特徴としては、「自分の好みの味を調整できる」につきますが、当然、コイルを自作するなどは初心者にはかなりハードルが高いです。
この記事では、初心者向けの「クリアロマイザー」に絞って、選び方やおすすめを紹介します。
VAPEアトマイザーの構成
アトマイザーの構成
アトマイザー(クリアロマイザー)は、基本的に以下の4つのパーツで構成されています。
・ドリップチップ(吸い口)
・タンク(リキッドの補充)
・コイル(リキッドの加熱)
・エアフロー(空気の取り込み)
ドリップチップ
単なる水蒸気の吸い口ですが、様々な形状や素材のものがあり、ドリップチップによって驚くほど味が変わる場合もあります。通常、アトマイザーに最初から付属していますが、単独でも販売されていて、値段も手ごろなため、いろいろ試してみることが可能です。
コイル
クリアロタイプでは、電気が流れるコイル部分と、リキッドを染み込ませるコットンがセットになったコイルユニットとして販売されています。コイルユニットは消耗品のため、一定回数吸引すると交換する必要があります。
抵抗値
コイルには、電流の流れにくさを表す、「抵抗値=Ω(オーム)」という数値があり、抵抗値の高い低いにより、水蒸気の量と味の濃さの変化に影響します。
- 抵抗値高い:水蒸気量が少なく、リキッドの味が濃く感じる
- 抵抗値低い:水蒸気量が多く、リキッドの味が薄く感じる
サブオーム
抵抗値が、0.9Ω以下のものはサブオームと呼ばれ、爆煙タイプと言われる大量の水蒸気を発生させるアトマイザーでは、サブオームのコイルユニットが使われます。
タンク
リキッドを貯めておくタンクにも、素材やサイズ、リキッドの注入方法など、様々な形態があります。
ガラス製タンク
クリアロマイザーの透明な器として、ガラス製とプラスチック製のタンクがありますが、プラスチック製は、メンソール系や柑橘類系のリキッドを使うと、ひび割れを起こす可能性があります。様々なリキッドに対応できる耐熱性ガラスのタンクがおすすめです。
トップフィル式タンク
リキッドの注入は、タンクの上から入れる(トップフィル式)か、タンクの下から入れる(ボトムフィル式)の2種類があります。ボトムフィル式の場合、リキッドを注入する度に、バッテリーからアトマイザーを取り外す必要があります。そのまますぐに注入できるトップフィル式がおすすめです。
エアフロー
空気を入れて水蒸気を作るエアフローは、空気口の大きさを変えて空気の流れを調整できるタイプがおすすめです。エアフローを広げて空気を多くいれると、軽い吸い心地になり爆煙向きで、絞ると、重めの吸い心地でリキッドを味わいやすくなります。
エアフローの位置
エアホールの位置も、アトマイザーの上部にある(トップエアフロー)場合と、下部にある(ボトムエアフロー)場合があります。コイルに繋がる形でボトムにあるタイプが一般的で、味もボトムの方がよいと言われています。トップエアフローは、VAPEでよくある問題の一つの液漏れがおこりにくいという利点があるようです。
VAPEアトマイザーの選び方
各パーツごとにいろいろな選択肢があり、どれを選んでいいか分からなくなると思います。ここでは、VAPEをこれからはじめる方向けに、重要な選択ポイントをお伝えしたいと思います。
吸い応えで選ぶ
タバコをずっと吸っていた人は、VAPEでもしっかりとした吸い応えが欲しいのではないでしょうか。吸い応えが、
- 水蒸気の量が少なくても、重めの吸い応えで、しっかりとリキッドを味わいたい
- とにかく大量の水蒸気を吸って、爆煙を吐き出したつつ、リキッドも味わいたい
かは、人それぞれ好みが分かれるところだと思います。味重視派、爆煙重視派がどのパーツの組合わせがよいか整理してみました。
味重視タイプ
ドリップチップ | 内径が小さく細長いほど味が濃くなる |
---|---|
コイルユニット | 抵抗値1.0Ω以上のコイルで低電力にする |
タンク | 味わいたいリキッドに対応できる耐熱性ガラスのタンク |
エアフロー | 調整可能なエアフローでできればボトムエアフローの方が味がよい |
爆煙重視タイプ
ドリップチップ | 内径が広いほど大量に吸い込める |
---|---|
コイルユニット | 抵抗値0.9Ω以下のサブオームでかつ大きめのコイル |
タンク | 耐熱性ガラスでできれば3ml以上のおおきめのタンク |
エアフロー | エアフローが大きめまたは2か所以上あるもの |
あくまで目安ですが参考にしてみてください。
液漏れ対策
VAPEの悩ましい点に。液漏れがあります。構造上しかたない部分がありますが、液漏れしないほうがいいに決まっています。液漏れになる一番の原因は、リキッドのコイルへの過剰供給で、溢れた液がエアフローの空気穴から漏れるパターンです。液漏れ対策でアトマイザーを選ぶなら、
- トップエアフローのアトマイザーを選ぶ
- 2重構造などで液漏れ対策を重視しているアトマイザーを選ぶ
のどちらかで、液漏れ対策済みのアトマイザーが増えてきているので、できるだけ対策済みのものを選びましょう。
規格を合わせる
VAPEは、アトマイザーだけあっても何もできず、当然、MOD(バッテリー)に接続できなければなりません。ほとんどのVAPEで採用されている「510スレッド」と呼ばれる接続部分の規格があり、これに対応していれば問題ありません。ドリップチップについても510規格が主流です。
また、コイルの抵抗値に対応できるMODを選ぶ必要があります。いずれにしても、まずは、好みのアトマイザーとセットとなったスターターキットを購入することをおすすめします。
おすすめアトマイザー
味重視で選ぶなら Nautilus 2【Aspire(アスパイア)】
低燃費味重視アトマイザーの決定版!!Nautilus 2【Aspire(アスパイア)】
MTLと言われるタバコ吸い(煙を口に吸い込んでから肺に入れるやり方)仕様では、No1と言われる、濃い味が出るで有名なアトマイザーNautilus(ノーチラス)の最新機種です。禁煙目的のタバコ感を味わいたい初心者には間違いなくおすすめです。
ドリップチップ | くびれが特徴 |
---|---|
コイルユニット | 1.8Ωと0.7Ωの2種類(サブオームも対応) |
タンク | 2.0ml、パイレックスガラス |
エアフロー | 調整可能、ボトムエアフロ |
good point | 味の濃さ・燃費良し |
bad point | 使い方によっては液漏れあり |
フレーバー重視スターターキット【iStick Pico(ピコ)×Nautilus2】
性能・燃費・味・サイズすべてを兼ねそろえたスーパースターターキットです。
トップエアフローで液漏れなし Cleito EXO【Aspire(アスパイア)】
Cleito EXO【Aspire(アスパイア)】スタンダードバージョン
手軽に爆煙できる人気のCleito(クレイと)の進化系で、液漏れに強いトップエアフロー構造を採用。超爆煙なのに味もいい!
ドリップチップ | デルリン素材(トップキャップカバータイプ) |
---|---|
コイルユニット | クラプトン0.16Ω(0.4Ωもあり) |
タンク | 3.5ml、PCTG樹脂、トップフィル |
エアフロー | トップエアフロー(エアフロー調整なし) |
good point | 液漏れ対策、超爆煙、リキチャ簡単 |
bad point | エアフロー調節できない |
Pico25×CleitoEXO スターターキット ベプログ人気リキッド付き
25mm対応の人気MODと爆煙×液漏れなしアトマイザーのスターターキットに、ベプログショップ人気リキッドがついたお得なセットです。
爆煙なのに味もいい!かつ液漏れなし iSub APEX mini【INNOKIN】
大人気APEXシリーズ iSub APEX mini【INNOKIN】
2重構造&ミドルエアフローで液漏れ対策バッチリ、爆煙仕様なのに味もよくでる優れものです。
ドリップチップ | ブラックカラーの樹脂製 |
---|---|
コイルユニット | 0.5Ω(サブオーム)日本製オーガニックコットン |
タンク | 2.0ml、パイレックスガラス、トップフィル |
エアフロー | 調整可能、ミドルにあり液漏れ対策 |
good point | 液漏れ対策、味と煙両立、リキチャ簡単 |
bad point | リキッド残量が見ずらい、洗浄しずらい |
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大人気MODとInnokin社「iSubシリーズ」の最高峰モデルのスターターキットです。
まとめ
- VAPEはじめるのにアトマイザー選びは重要。まずは手軽なクリアロマイザーから始めよう
- アトマイザーは、ドリップチップ、コイル、タンク、エアフローで構成され、それぞれ様々な素材や形状がある
- アトマイザー選びのポイントは、好みの吸い応え、液漏れ対策、汎用性のある規格で、初心は、欲しいアトマイザーのおすすめスターターキットを選ぼう
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